税理士試験の勉強を続ける価値

税理士試験って早く受かる人は
2年で5科目揃えちゃったりするんですよね。

その一方で10年以上受験し続けてる人もいます。

 

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早く受かる方はある意味怖いもの知らず的に受験できるので
トントン拍子で合格できたりするんです。

長く受験する人はいろんな失敗経験とかが積み重なり
同じ試験を受けても非常に大きな壁を感じてしまったりするんです。

それで力んでしまい、普段の力が十分に出せず
あと一歩のところで合格を逃してしまったりするんです。

 

早く受かるに越したことはないんですが
長く受けてることに対してコンプレックスを持つ必要はないと思います。

遠回りすればするほど精神も強靭なものになってきますし後で話のネタにもなります。
点数が伸びず悩んでる人に勇気も与えることができますからね。

 

私も長丁場の試験を経験しておりまして
まだ、1科目しか受かって無かったころ

当時の講師が「税理士試験は諦めなければ絶対に受かる!」
って言ってくれた言葉がかなり背中を押してくれてる気がします。

 

仕事をしながら受験されている方は終わりが見えなくなることがあるかと思います。

忙しい中で無理やり時間を捻出して、やっとの思いで受験したのに
結果は不合格だったときの落ち込みやガッカリ感は計り知れないです。

 

12月の中旬から下旬に合格発表というタイミングも結構残酷で
正月まで引きずる人は引きずりますからね(^^;)

 

でも、頭切り替えて1月からまた頑張ろうとすると
不思議とやる気は湧いてくるものなんです。

それどころか、前の年には難しく思えてた論点が
簡単に感じたりバラバラだった知識が1本の線に繋がったような感覚になることがホント多いです。

それが実務に繋がったりすることもあったりで
個人的には税理士試験にはムダは無い!ってホント思ってます。

 

一例を出すと、消費税の納税義務ってメッチャ複雑じゃないですか?

課税事業者選択届出書とか不適用の届出書の提出のタイミングとか提出が制限される期間とか。

2020年にその縛りを緩くする特例申請が期間限定でできましたよね?

(詳しくはこちら⇒新型コロナ税特法第10条第1項(第3項)の規定に基づく消費税課税事業者選択(不適用)届出に係る特例承認申請手続

これ、私が勤めてる会計事務所でも当てはまる会社さんがあったんですが
消費税法受験したことない人たちはみんな理解できませんでした。

 

何度も消費税法を受験した経験のある私は
受験してた頃の感覚でタイムテーブルを書いて
届出書の提出日とその効力の開始日、不適用の届出が出せるタイミングを
図解して説明することができたわけです。

 

遠回りした経験って後から絶対に役に立ってくると思うんです。

なので今勉強に不安を感じているのであれば
もっと長期的な視野でとらえてほしいです。

 

今頑張っておけば絶対に誰かの役に立てます(^^)

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