翌年の受験科目の検討

税理士試験が終わり開放的な気分を味わうことができる

今のひとときを皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今年のカリキュラムは8月から始まるのでそろそろ翌年の受験科目の検討も必要となりますね。

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開講コースに注意!

「前はこの校舎に授業あったのに今期のパンフレットみたら無いぞ!」みたいなことがあるので

実はのんびりしてる暇はなくて、早めに確認しておいた方が良いかと思います。

受験したい科目がない

資格予備校大手各社は早くも来年受験用のパンフレットを用意してますが

見てみるとその科目がなかったりするケースがあります。

住民税がない!とか(年明けから始まるようです)。

 

住民税を年内に勉強したくてもできない、という方は

年内は所得税法を勉強しとくのはアリかと思います。

所得税と住民税は関連性が高く、全体像をつかむには丁度いいそうです。

 

教室講座がない

教室講座がない!というのもありますね。

他の受験予備校にするかどうかも含めての検討もありかと思いますが

国税徴収法などの計算のウェイトが少ない科目なんかは正直教室である必要はないんじゃないかと。

近くに受験対策予備校が無い地域の方も毎年合格してるわけですからね。

 

次の科目の検討

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今年初めて受験された方は

”今年受けた科目が受かってるかどうかも分からないのに

次の科目を決めるのは難しい”

と考えている方も多いかと思います。

 

解答速報で簡単に自己採点してみて

今年明らかにダメそうであれば

また同じ科目の上級演習コースなんかを選べばいいでしょうし

 

きわどい、もしくは行けそう!な方は

もう次の科目の勉強に入っちゃっていいと思います。

特に年内で一通り学べるコースがいいんじゃないかと思います。

 

新しい科目を勉強しておくメリット

仮に今回の受験結果がダメだったとしても

年内で1回転回しておくと翌年の勉強は

かなり余裕を持って取り組むことができますからね。

 

あと、他の科目を勉強すると

参考経験が増えて勉強に深みが出てきます

例えば、私は会計科目を勉強してた頃は

税効果会計がいまいちしっくり理解できずにいました。

一時差異となるものは税効果会計の対象となり

永久差異は対象とならない、って教わっても

一時差異と永久差異の違いがいまいちピンとこなかったんですが

法人税法勉強すると、

「ああ、別表5に載るか載らないかの違いね」

ってな具合に結構あっさりと理解できたりしたものでした。

 

あとは、法人税の理論ってなかなか分量が多いですけど

一文一文は短いので覚えやすい、というのを消費税法を勉強することで実感しました。

今年出題された『課税売上割合が著しく変動した場合の仕入れに係る消費税額の調整』の理論なんかは

一文がめちゃくちゃ長い上に理解しづらい厄介な条文なので

それに比べれば法人税法の理論はあっさりしてるな、と私は感じました。

 

勉強は計画的に

昨今のテレワークの導入等で働き方にも変化が出てくるかと思います。

人によっては通勤時間が無くなる分勉強に充てることができる時間が増えるかもしれないですし

逆に勉強時間が少なくなる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ボリュームの多い科目を選ぶか少ない科目を選ぶかお仕事の状況も見て判断された方が良いと思います。

初めて法人税法を勉強される場合はその分量に圧倒されますので仕事の環境次第では、「今年は軽めの科目にしておこう」

といった判断も必要になってくるかと思います。

 

税理士試験という区切りで考えると今の時期の選択がこれからの1年の生活環境を決めることにもなりますのでいろいろ検討しておきたいところですね。

 

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