消費税法 勉強法(計算編)

消費税法は法人税法とかと比べれば

押さえるべきパターンは少ないです。

基礎の積み重ねでどんどん実力が上がってるのがわかるので

勉強自体は初めのうちは楽しいと思います。

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消費税法の計算パターン

計算パターンは本則と簡易と国等の特例があり

最近の傾向としては本則だけか

本則と簡易の両方の出題が多いです。

 

国等の特例は平成20年に出題されて以来

しばらく出てないですね。

 

ボリュームの少ない科目ですので

全てのパターンを押さえておくべきですが

働きながら勉強してて余裕がない場合は

本則と簡易は固めて、国等はサラッとでいいんじゃないかと。

 

計算問題の勉強方法

具体的な勉強方法ですが、

各論点ごとに集中して繰り返して解くのが

効率的かと思われます。

 

納税義務の判定

納税義務の判定であれば、

前年等の課税売上高の特例、

相続、合併、分割があった場合の特例、

新設法人、特定新規設立法人の特例、

調整対象固定資産を取得した場合の特例などを

練習問題などで繰り返しといて

解法パターンをしっかり押さえることが大事です。

 

ここをしっかりやっておくだけでも

かなりのアドバンテージになります。

なぜなら、みんな手を抜きがちであり

計算ミスもしやすい論点だからです。

 

納税義務の判定をサクッと終わらせることができると

気持ちに余裕が生まれて期中取引も自信を持って解くことができます。

 

期中取引

続いて、期中取引ですが、ここもやることは有限で

とにかく問題を解きまくることです。

 

課税区分を如何に正確に素早く解くかを

あなたなりに考えながら解くことが大事です。

印の付け方とかは人から教わるより

自分にしっくりと来るやり方の方がミスが減るからです。

 

私の場合はあとで拾い漏れがないかの確認用で

迷った問題番号の横に○をつけておき、

最後集計の段階に入ったらその○にチェックマークを入れてました。

 

答練や市販の問題集を何度も解いて

自分なりのパターンを構築できればスピードも正確性も

合格レベルに達すると思います。

 

調整対象固定資産

調整対象固定資産の問題はどうするか?

分量が多い場合は「転用」の箇所だけ手堅く得点を狙うのが良いでしょう。

あまり時間かからないですからね。

「変動」に関しては私の中では

”形式を整える”だけでも十分合格答案だと考えてます。

もちろん金額までバッチリ合わせられればベストですが、

通算課税売上割合とか、合わせるのってほぼ不可能じゃないですか?w

だったら、調整対象固定資産に該当するか否かの判定と

「変動差」「変動率」を形だけでも整えて記述して

解答欄を埋めるだけでも多少部分点は狙えるかと思います。

 

勉強の仕方としては、普段の答練で上記の通りに解くべき判断をしっかり行い

戦略通りにできたかどうかを検証することが大事かと思います。

その際に、正解できたかよりもその時に正しく判断できたかどうかに

重点を置いた方が、長い目で見た時、得点アップにつながるんじゃないかと思います。

 

中間申告

そして、最後は中間納付金額の算定ですが

合併がない場合は出来る限り得点しておきたい論点です。

パターンをしっかり押さえて後は反復練習ですね。

問題によって最初に金額が与えられるパターンと

期中に与えられるパターンとがありますので

総合問題で解く練習も必要です。

 

まとめ

以上、ザックリではありますが

計算問題対策としての勉強法を私なりに書かせていただきました。

ちなみに私が合格したのは税率改定前でしたので

軽減税率に関する解き方などは書けません。申し訳ないです。

昨年度の問題なんかをみると

「一体資産」が出題されたり、と

新しい論点が出てきてより難しくなってきてる印象があります。

ですが、実務では結構大事な部分だったりしますので

今の勉強は必ず仕事に活きてくるんじゃないかと思われます。

 

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