税理士講座開始と知っておいた方が良いこと

税理士講座が始まりました。

まだ始まったばかりではありますが、税理士試験まで1年を切ったとも言えます。

一日一日が本当に貴重です。

初めて勉強を開始される方はまだ全体像が見えないかと思いますので簡単に解説させていただきます。

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これから年末までのイメージ

簿記論や財務諸表論はこの9月で教わることは本当に基礎中の基礎です。

なのですでに簿記2級を持ってる方からしたら少し物足りなさを感じるかもしれませんが

今の時期の勉強ってあとからジワジワ重要性が分かってきますので決して手を抜かず

ミニテストは必ず満点を狙いましょう!

 

簿記一巡の流れ。

簡単な概念に見えますが、本支店会計や組織再編、連結会計と難しい論点に進んだ時

今の時期に勉強した知識が活きてきます。

 

財務諸表論では9月は理論を扱わないコースが多いかと思いますが

それだけ表示科目が大事ということです。

「一年以内返済長期借入金なんて短期借入金でいいじゃん!」って思う人もいるかもしれませんが

今は理由を気にせず、教材を丸暗記するつもりでしっかりと勉強しておくことをおすすめします。

直前期に財務諸表規則に基づく表記、という少し紛らわしい表示科目が出てきますので

今のうちに無意識レベルで、延髄反射で解答できるまで精度を高めましょう!

 

基本的な論点は年末までに一通り学習するサイクルが一般的かと思います。

論点がどんどん増えて複雑化していきますが、

税理士試験という最終目標からすると、所詮、基礎なんです。

個別問題集は4回転くらいはこなしておきたいところです。

 

とはいえ、飛ばし過ぎて息切れするのは良くないので

まずは、勉強した論点を確実に抑えて行って、学習履歴をエクセルにまとめましょう!

 

学習計画を立てるよりも、学習履歴をログ化しておく方が実は計画が立てやすくなり

何より自信に繋がります。

何度も解いたところは苦手論点なのかもしれません。

 

「特殊商品売買」あたりは多くの受験生がつまづくところ。

割賦販売とか受託販売とか、どこで悩んだかも細かく記録しておくことで

後での復習に役立ちます。

 

年明けに、特殊商品販売のいろんな販売形態が同時で出た場合の売上原価の算定とか

ホント吐き気がするくらい大変です。

年内から苦手論点を炙り出しておくことで、年明けの総合問題を解く際にも冷静に分析できるようになります。

 

年内は無理をしない。でもマメにログ化する。

勉強アリの生活に体を慣らしていくコツだと個人的に思ってます。

勉強以外で意識しておきたいこと

税理士試験って試験が近くなるにつれて精神的にきつくなることが多いです。

特に年明け。

受験経験者が合流してくるタイミングに最初のスランプを感じることになります。

初学者と受験経験者とでは、残酷過ぎるくらいの差があるんです。

1~4月は特に。

 

なので、可能であれば年内に勉強仲間を作っておきたいところ。

通学コースに通っている方であれば、同じコースでよく近くに座る人あたりから声かけてみる、とか

歳近そうな人に話しかけてみるとか。

飲み会とかがあれば是非とも参加してほしいところです。

 

このポストで書いた通り、切磋琢磨する仲間ができると合格可能性が高まります。

なにより、このつらい試験を乗り越えた勉強仲間は合格後も大切な財産となります。

 

通えない方はX(旧Twitter)とかインスタグラムで勉強仲間を募るのもいいかもしれません。

(私は昭和の人間なので実際に直接会った人でないとなかなか心開けませんでした(^^;))

 

まあ、近くのコーヒーショップで勉強してたら一部の人にバレましたけどw

勉強以外にも実務の話とかいろいろ共有すると刺激受けますし

勉強のモチベーションにもなったりするんですよね。

 

私は消費税法受験生だった頃、TACの大宮先生の直前期の「大宮プリント」が欲しくて

その講座受験してる友達とお互いの教材をシェアしてました。

 

「大宮プリント」とは直前期に本試験よりも難しい理論に触れて

本試験の時に理論で固まらないように免疫をつけておくというぶっ飛んだ教材で

当時かなり重宝しました(今はあるのか知りません)。

 

まとめ

税理士試験に向けたザックリとした勉強のイメージと勉強以外での大切な考え方や体験をダラダラと書いてしまいました。

ご自身の勉強スタイルを確立されているのであれば、それを貫かれえるのが良いかと思いますし、参考になる部分があれば取り入れていただければ幸いです。

勉強前の心構えと豆知識はその後の勉強に大きく影響してくる、と経験的に感じておりますので、初学者の方向けに書かせていただきました。

それでは、頑張りましょう!

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