法人税は理論と計算のバランスが大事だと感じてます。
どちらかに偏ると合格可能性は
著しく低下すると思われます。
スポンサーリンク
というのも、年度によって
理論が難しく、計算が簡単であったり
その逆のパターンだったり
両方難しい年もありまして、
理論も計算も最低限のラインを超えてないと
合格は厳しいとされています。
勉強ボリュームは税理士試験科目の中では
トップレベルで多いです。
逆に言えば勉強した分だけ
合格可能性を高めることができるわけなんですが
働きながら勉強されている方は
どうしても網羅的な勉強が難しかったりしますよね。
私が実践してきた勉強法を僭越ながら書かせていただきます。
理論問題対策
まず理論ですが、机に座って行う勉強は
応用事例対策がメインです。
暗記は基本移動時間に行いました。
通勤の行きで○○まで、帰りで△△まで、
といった具合で
強制的に時間が区切られる締め切り効果を
トコトン利用しました。
コツは完璧を求めないこと。
極論初めのうちは重要な言い回しと
結論が諳んじて言える程度でいいと思います。
理論暗記はとにかく繰り返すこと。
これに尽きます。
あとは他規定との関連で覚えていく、
とかですね。
みなし配当とか有価証券の譲渡の規定っていろんなところで
でてきますよね?
そのつながりをザックリと押さえていくと
いずれ頭の中で繋がってくるかと。
応用理論対策としては税務上の仕訳を
サクッと書けるようにすることです。
組織再編の理論問題なんかは
税務上の仕訳をミスすると
その後の規定の記述にも影響出かねないですからね。
例えば適格現物分配と適格株式分配の両方の比較問題は
解いてみると意外と厄介だと気づけるハズ。
理論単体での記述は大したことなくても
事例でどっちが適用されるかは判断に時間を要するところです。
税務上の仕訳では借方が
「利益積立金額」か「資本金等の額」の違いだけですが
その後の書く規定の内容と分量はかなり違ってくるんですよね。
計算問題対策
続いて計算の対策ですが、
苦手論点を無くすのが第一歩かと。
みんなが得点できる問題を落とすだけで
かなり不利になってしまうからです。
苦手論点の克服が済んだら
総合問題を何度も解いて
計算スピードと精度を高めること。
年度によって問題のボリュームは異なりますが
合格する人はみんな計算スピードがやたら早いです。
それだけたくさんの問題を解いてきたということなのでしょう。
あとは、手を付けた問題は必ず得点する、
といった細かい解答方針も大事なんですが
マニアックな話になってくるので
直前期対策として別枠で書かせていただこうと思います。
スポンサーリンク